若い頃列車でヨーロッパを旅行した。その後も外国で何度か列車に乗ったことがある。言葉がろくにわからないものにも、一等車、二等車、あるいは乗車券、回数券など一目瞭然で、この点で迷うことは何もなかった。
ところが、わがJRではどうであろう。まず一等車のことをグリーン車と呼ぶ。グリーンという語に一等車を連想させるものは何もない。外国人が憧れの新幹線の切符売り場でまよわないだろう。
JR用の金券はオレンジカード。ブルートレインという列車もある。どうしてこのように辞書を探しても出てこない自分たちだけで通じる愛称をつけるのだろうか。
自動改札機に使うカードは、東京ではイオカード、関西はJスルー、九州はワイワイカードというらしい。もちろん地域にしか通じないものだし、頻繁に列車に使用するものしか買わないから、その人だけ知っていればよいのかもしれないが、分割したとはいえ、同じJR、何か共通した一目でそれとわかる名前をつけるべきである。たとえば「自動改札関西」で十分ではないか。
辞書を引きながら、憧れの日本にやってくる外国人にも、親切なJRであってほしい。
无我年轻时曾坐火车游欧洲。那之后,在国外坐过很多次火车。即便是语言不通,一等座,二等座,或者车票,套票也一目了然,从来没搞错过。
话说回来,我们日本的新干线呢?一等车为“绿色车厢”,“绿色”这个词和“一等车”怎么也联系不到一块儿去。外国人想要乘坐向往的新干线,来到售票处,不会不知所措吧?
新干线发售的个人卡为橙色卡。长途特快卧铺列车被称为蓝色列车。为什么要用这些字典里查不到只有本国人才能懂的爱称呢?
自动检票口使用的IC卡,东京的叫做“io-card”,关西的叫做“Jthrough”,九州的叫做“waiwaicard”。只有经常乘坐新干线的人才会买,所以只要这些人知道就可以了。虽说日本实行国有铁路改革,对其进行分割,但是铁路同属JR集团管辖,为什么就不能取个简明统一的名称呢?比如说取个“关西IC卡”就可以了。
我希望新干线对于怀里揣着字典的国外乘客来说也是方便乘坐的。