单选题 群馬県の小学生が 51 面白いことを試みた。地元で丹精して育てたりんごがどこまで運 ばれて、人の口に入るのかを調べようというのである。その結果が「りんごの旅」という 報告書になった。 沼田市立小学校三年の子供たちである。担任の教師たちが選んだ社会科の目標「沼田の 農業を調べよう」に沿って、まず学年全員で郊外の山田りんご園を見学した。 実がなるまでの苦労は大変なものである。枝切り、園内各所での焚き火、野ネズミの退 治、花摘みや収穫……。説明を聞き、52 一同は「りんごを 53 自分の子供のように大切に 大切に育てている」ことに驚いた。   そして、出荷の箱に 54 手紙を入れさせてもらった。第一に作り方やその苦労、工夫な どを記し、受け取った人に住所を知らせてくださいと頼む手紙。これを代表が書いた。次に返信用のはがき。一人一人が表に学校の所在地と名を書き、裏に署名した。それに先生 からの依頼状だ。  はがきが返りはじめた。福島、新潟両県を北限とし、九州や四国も含む各地からである。 どれにも丁寧な通信文が書かれている。蜜の入ったりんごの味に故郷を偲ぶ人。私の住む 下田市は沼田市の姉妹都市です、と図を描いてきた人。鳥取県の人はラッキョウその他の 産物を教えてくれた。漢字に振り仮名を振った返事もある。会社や事業所からの回答も、 書く人の気持ちのこもったものばかりである。150通余り出して、60通余り返ってき た。年が明け、まだ届く。   「索漠とした世の中だといいますが、大勢の人が見ず知らずの私たちの願いに答えてく ださったのに感激しました」と馬場静子が言う。( 55 )、返信は人々の生々しい生活の匂 いを運んできた。 文通が始まった。尋ねてくれた人もいる。世界が広まる。忘れられぬ勉強になったこと だろう。54.「手紙を入れさせてもらった」とあるが、それはどういう手紙か。  
【正确答案】 D
【答案解析】