单选题
問題8 次の(1)~(4)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、 1、2、3、4から一つ選びなさい。
单选题
大人になっても、味覚は変わり続ける。二十代の血気盛んな頃、すき焼き鍋などを囲むと、肉ばかり食べている私を見て、「私たちはもう沢山。年をとると、キノコや野菜が一番おいしい」などと半ば私を、半ば自分自身を諭すかのように言う年長者がいた。なるほど、私も、最近では肉の味のしみた野菜やキノコがおいしい。一方で、肉も相変わらず食ベる。年長者だって、肉を食べなくなるわけではない。
(茂木健一郎『食のクオリア』による)
46. 食べることに関して筆者はどのように感じているか。
单选题
相手を思いやる気持ち、これも、「あいさつ」の心にちがいありません。
先年、アフリカへ行ったとき、タンザニアで聞いたことですが、現地の人たちが道で知人とあいさつを交わすとき、おたがいに家族の安否をたずねますが、たとえ自分の家族に病人がいても、それを口に出さないのが暗黙のルールになっているのだそうです。相手の気持ちに負担をかけまいとする心からです。
(川崎洋『ことばの力』による)
47. 暗黙のルールになっているのはどんなことか。
单选题
毎年、花の種を蒔いたり、球根を植えたりする季節が近づくと、種苗を扱う農園から、色刷りのカタログが送られてくる。私には植物を実際に取り寄せて植える土地などはないから、それを眺めて空想庭園を楽しむのである。しかし、それらの誇らしげに咲いている花の見合い写真を次々に見ていくと、連中(注1)が一様にある傾向を有していることに嫌でも気がつく。つまり、すべての花を「品種改良」によって、より大輪(注2)にし、そして何でもかでも八重咲に造りかえてしまおうという、人間の趣味と努力と一種の意地がそこに反映しているのである。
(奥本大三郎『虫の宇宙誌』による)
(注1)連中:ここでは、花のこと
(注2)大輪:花の大きさが普通よりも大きいこと
(注3)八重咲:花びらが数多く重なっていること
48. そこは何を指しているか。
单选题
生きものは危機と遭遇しそれを乗り切ることで進化してきました。人間社会も同じです。環境変化による影響を受けにくくするため、私たちの祖先は集団生活を始め、都市を築き文明を育ててきました。協調が社会の基本にあります。文明の初期段階では、生き延びるため、皆が協調します。しかし、生存が既定のものと思うようになると、自分さえよければいいという自己利益の最大化に走ります。結果は滅亡です。
(日本経済新聞二O一O年三月八日付朝刊による)
49. 人間について、この文章からわかることは何か。