(二)
同じ一つの事柄でも、表現の仕方で①大いに印象が異なってくる。 学生たちに、「私たちの人生はたかだか100年、短いものだ」と 言っても②同意の反応はない。100は小さい数だが、「年」は長い 感じているから、100年は短くないのだ。しかし、「私たちの人生 はたかだかが30億秒、短いものだ」と言い換えると「おや!そうだ なあ」という顔つきになる。目の前を刻々と流れる「秒」という時 間は極めて短いから、30億という③大きな数でも相殺できないから だろう。
交通事項数を例にとってみよう。日本では、1年で約1万人が交通事 故で亡くなっている。好調阪神で満員になった甲子園の観客5人に1 人が1年のうちに亡くなり、5年で観客がゼロになるくらいの多い数 である。しかし、1日にするとほぼ30人で、それを一つの年にする とゼロか1人だから、「今日の交通事項数」が警察前に掲示されて も人々が大きな数と思わない。つまり、④あの掲示は、交通事故の 恐ろしさを伝えているのではなく、逆に交通事故は少ないのだと安 心させており、かえって事故を増やす効果になっていると言えるだ ろう。
クルマ社会の異常さを感じている私だから交通事故数を話題にした のだが、⑤このような数字のトリックはどこにでもころがってい る。なぜそのような数字として発表したのかを考え、発表者の意図 を見抜くことが大事だと思う。
「大いに印象が異なってく る」 とあるが、 たとえばどのように異なるのか。
第一段主要阐述了分别用100年和30億秒来形容人生的长度,使人产生的不同感受。100相对来说是个小数字,但搭配“年”就给人感觉时间长;30億是个大数字,但搭配“秒”就给人感觉时间短。故选B。
誰が②「同意の反応はない」 のか。
由第一段第二句话可知,这句话是对学生们说的,所以是学生没有赞成的反应。
筆者はこの文章の中で③「大きな数」 について、 どんな見方を示しているか。
根据第一段可知,30億这个大的数字加上“秒”这个小的单位,也会给人很短的感觉,故A、C错误。但是100这个小的数字加上“年”这个长的单位,则给人一种很长的感觉。故根据单位的不同,人们对于数量的理解会有不同,选D。
「あの掲示」 にはどのような問題があると筆者は考えているのか。
划线部分后文提到「交通事故の恐ろしさを伝えているので はなく、逆に交通事故は少ないのだと安心させており……」,故选 C。
「このような数字のトリ ック」 とあるが、 どのようなごまかしか。
由第三段第一句话可知,作者因为感受到了私家车社会的异常而举了上文交通事故数量的例子,像这样的数字游戏的例子到处都有,所以选C,用棒球观众的数量来说明交通事故的死者数量。