阅读理解

[一]

  人はよく若い時の失敗を口にする。しかし若さゆえの失敗というものは、一般に一種の微笑をもって回想されるものである。自分の力量や才能を顧みることなしに、あとから考えるとその無謀さに呆れかえるような仕事に手を出したことを、あるいは、周囲の人々の思惑を全く無視して、人々に心配やら迷惑をかけたであろうようなことを強行したことを、半ば後悔の気持ちで、しかし一方では純真であった若い日の自分の姿に半ば誇らしい気持ちを感じながら、「全く若気のあやまちでした」と人々は告白するのである。

  このような、告白することにむしろ一種の快感を覚えるような思い出は、たとえそれが失敗や過去の追憶であっても、そのような思い出を多く持つことは青春時代の充実ぶりを示すものであって、これを悔恨という言葉をもって呼ぶのはふさわしくないであろう。

  若い人々を戒める言葉として、「少年老い易く学成り難し」という忠告を私たちは昔から繰り返し聞かされてきた。これは幾度繰り返されても十分とは言えないほど、正しい賢い忠告である。人間がもって生まれた才能などというものは結局大した差はないのであって、当人の終始変わらない努力と勉強が最後にものをいうのである。

  他人のやることを眺めて、あれぐらいなことはいつでも自分がやれる自信があると思っているうちに、実践によって本当に学ぶことができ、自分の仕事をたとえ少しずつでも確実に積み重ねていった相手から、いつのまにか遠く引き離されてしまうのである。若い時分には、自分の能力に無限の可能性があるような錯覚に陥りやすいが、私たちの能力には一定の限度があり、しかもそれは人によってたいした差異がないことはもちろん、その能力も実際に試してみないことには、果たしてどの程度のものであるかも全く分かりはしないのである。

  青春時代に自分の力量を出し切らなかった思い出ほど後味の悪いものはないのであって、その悔恨は一生私たちを苦しめるのである。それに比べれば若気のあやまちの思い出の方が遥かに楽しいと言わなければならない。青年の老い易いということ、従って、感覚も鋭敏で肉体も丈夫な時代に、自分の力量の養いになるものをできるだけ豊富に取り入れるということは、青春時代の最も大切な心がけである。

单选题

文中に「むしろ一種の快感を覚える」とあるが、それはなぜか。

【正确答案】 B
【答案解析】
单选题

「他人のやろことを」で始まる第四段落は、「若い人々を戒める」で始まる第三段落に対しての関係はどれか。

【正确答案】 A
【答案解析】
单选题

文中の「それ」は、何を指すか。

【正确答案】 C
【答案解析】
单选题

文中の「その悔恨」は、なぜ生じたのか。

【正确答案】 B
【答案解析】
单选题

文章の内容に合っているものはどれか。

【正确答案】 C
【答案解析】