欧米人の場合、個人自体が集団の中にあって確固とした個人の領域を占めている こと、つまり個人の自由というものを守り、それぞれに独立していることである。 また、個人の自由を得ることに対して努力を惜しまないことである。これに対し、 日本人の場合は、個人というものが、個人の属する集団の中でのありかたに重点を おいて考えられている。極端な言い方をすれば、個人と個人は、互いに依存して集 団の和を保つこと、事なくやっていくことに神経が使われる。