单选题 問題9 次の(1)から(3)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1? 2?3?4から一つ選びなさい。
单选题 (1) 以下は,市民向け講座の講師を務めた大学教員の話である。 正直なことをいうと、成人した人々の集まりである NHK 文化センターで,美術史の話をするのは,最初 はかなり疑わしい気分だった。というのは、多かれ少なかれ社会に出たり、家庭を持ったりした経験が あって、それなりの見識なり専門なりを持ている人々が、いまさら“役にも立たぬ”過去の芸術に、そ れほど深い興味を持つだるうなどとは思えなかったからである。また、仮に持ったとしても、それは、 自分の好みに合った美術品を,楽しんで眺める、といった種類のものかと思っていた。ところが、それが 大変な間違いだということがわかった。 ひたひたと押し寄せてくる、にせものでない,深い興味が近頃の大学生にこそ見つけることのできない ものであった。はたちになるやならずの若者たちは,多くの場合,単位をとるためにそこにいるのであっ て、どこまで心からきょうみを抱いてそこにいるのか全く疑わしい。(中略)市民講座の熱心さは、かつ て,喜びもなく学生時代を過ごしてしまった人々の、いわばノスタルシーの場合なのであるうか。失われ て初めて、その喜びを知ったというわけなのか.私はそう思うようになった。 ところが、それもまた、間違いだということがわかった。1年と数カ月講座を続けた今は、あること がわかったのである。つまり、芸術は、子供には“わからない”ということである。芸術とは,人生の経 験であり、憧れであり、また失望と悲哀である。一片の絵にも,人生が詰まっている。人生を生きていな いものに、絵がわかるわけがない。もちろん、若者でも、ある程度はわかる。しかし、本当に深くわか るのは、すでに生きた人々である。 (みどり「レット?イット?ビー」による) (注)ノスタルジー:過ぎた日々を懐かしがること 50 大変な間違いだたあるが、何が間違いだったのか。
【正确答案】 C
【答案解析】
单选题 市民講座の熱心さとあるが、筆者は講座を受ける人たちが熱心なのはどうしてだと思っていたか。
【正确答案】 B
【答案解析】
单选题 筆者が市民講座での経験を通して最も強く感じたことは何か
【正确答案】 B
【答案解析】
单选题 2) 以下は、国立国会図書館についての新聞記事である。 8月上旬、地下1階に用意された大型保温テントに66箱の段ボールが運びこまれた。 に置いた6 本のボンベから、濃度60%の二酸化炭素ガス流し込まれた。 段ボールの中身は、個人や団体が所蔵していた1930~40年代の和紙製の書籍や小冊子だ。同図 書館資料保存課の中島尚子さんは「室温25度、濃度60%で2週間燻蒸すると、成虫はもちろん、目 に見えない卵までか駆除できます」と話す。 同図書館の書庫の大半は閉架で、見学者以外の一般人は立ち入る機会がない。これまで虫食い被害は 数件しかなく、外部からの害虫の侵入はあまり警戒されてこなかったという。 ところが、2006年に館内一斉調査をすると、過去に古書店から購入した和紙の巻物2本が、保管 ケース内で繁殖した甲虫の一種「シバンムシ」の幼虫に食べられているのが見つかった。 07年には書庫内でカビ発生し、数千冊の本に被害が出た。カビは本そのものを傷めるだけでなく、 虫の餌にもなる。 調査の結果、外部から持ち込まれる本や、ホコリに付着した虫やカビが、図書館内で増する可能性が あることがわかった。 これまでも、虫が見つかった本を取り出し、化学薬品で駆除してきた。二酸化炭素は人や環境への影 響も少なく、低費用で済む。書庫に入れる前に、段ボールごと一斉駆除できるのが最大のメリットとう い。 同図書館は、こうしたノウハウをホームページや論文で国内外に紹介している。 ( 朝日新聞2010年8月17日付く夕刊による) (注1)燻蒸する:ここでは、ガスや煙で殺菌殺虫を行う (注2)閉架:利用者に書棚を開放せず、請求に応じて本を取り出して見せるシステム (注3)巻物:長い紙に書かれて、巻いて保管された昔の書物 53 この記事によると、国立国会図書館で2010年8月上旬に何が行われたか
【正确答案】 C
【答案解析】
单选题 この記事によると、国立国会図書館では本が傷んだ原因をどのように考えているか。
【正确答案】 A
【答案解析】
单选题 国立国会図書館で行われた作業の方法は以前のものとどのように違うか。
【正确答案】 B
【答案解析】
单选题 (3) 文章を書こうとすると、私たちの心の闇に一つの言葉が光る。その言葉がおぼろげな内容を象徴して いて、そこから次の言葉が生まれる気配が感じられる.紙の上にその言葉を書きとめてみる。その言葉 によってはじめて自分が何を書こうとしているかが、わかりはじめるのだ。“①混沌からことばへ”とは この場面を指している。人間の言葉が本当に生きているのはここである。 わたちは、ぺ?が書いてゆくにつれて考える。“考える”とは、音声にならない言葉をひとりごとのよ うに口の中で言うことだ。その言葉をペンが書き留める。書きとめた言葉がさらに次の思考を呼ぶ。こ れが文章表現の“現場”だ。 文章を書いた経験をふりかえれば、だれでも思いあたることだが、書き上げた文章は必ず、自分がは じめに漠然と予感していた内容とは違ったものになっている。心の闇に一つ二つで危うく連れなって光 っていた言葉が漠然と象徴していた内容と、複雑な思考を経て言葉の秩序によって組織され他人にも理 解されるようになった文章との違いが、そう感じさせるのだ。 私たちは自分の考えたことを文章に表現しようとすることによって。実際には。考えていた以上のこ とをその表現された文章の内に発見する。これが文章表現における発見である。書かれた内容(世界) についての発見と、それが自分の中から出てきたという驚き。文章を書くということは、言葉によって、 世界を知り自分を知るという二つの驚き。文章を書くということは、言葉によって、世界を知り自分を 知るという二つの驚きを同時に経験することでもある。 (梅田卓夫.清水良典.服部左右一.松川由博编『高校生のための文章読本』による) (注)おぼろげな:はっきりしない 56 ここでの①(混沌)とはどのような状態か。
【正确答案】 A
【答案解析】
单选题 書き上げた文章が②(予感していた内容とは違ったものになっている)のはなぜか。
【正确答案】 D
【答案解析】
单选题 文章を書くことについて筆者はどのように述べているか。
【正确答案】 C
【答案解析】