握手は西洋でも日本でも行われています。そして、必ず右手を使います。これは世界共通です。攻撃をしないことが礼儀の基本ですから、当然かもしれません。しかし、握手の持っている意味は西洋と日本では相当な違いがあるのです。西洋ではまず、握手は挨拶であり、(a)ですから、女性以外は手袋をしないで、(b)相手の手を握るのが礼儀になっています。体温が直接伝わり、お互いに親しみを感じるわけです。それと同時に、右手を握り合えば攻撃できませんから、(c)このような右手による素手の握手が、西洋人の挨拶の形なのです。