阅读理解

[四]

  文字の発生は、大きな変化を社会にもたらした。文字という新しいメディアは、どのような影響を人間社会に投げかけたのであろうか。それまでの言葉によるコミュニケーションは、発音に抑揚があり、多くは身ぶりや手ぶりを伴ったであろう。大事なことは繰り返し繰り返し大きな声で話される。(ア)、文字や文章は抑揚も身ぶりや手ぶりもない人間味に欠けた冷たい表現方法である。情報と記号の世界であるが、必要であれば何回でも読み返して、同じ内容に接することができる。

  文字の効用は、言葉や事柄を記録するということであろう。文字によって残された日々の生活に関するデータ、ある時にひらめいた知恵は、記録によって後世に受け継がれる。文字を読んだ人は、先人の知恵を借用してそのレベルから思考を始めることができる。文字の形で残された情報のちちくせによって、それまでは聞いたことを忘れ、何回も同じ過ちを繰り返していたであろう人間の知恵は、雪だるま式に増大する。(イ)を超えたコミュニケーションの始まりである。

  記録した人は、その記録を見て内容を確かめることができる。頭の中で考える限り、先に考えたことは忘れられたり変わったりしてしまうが、記録を見れば正確に思い出す。それを見てまた考える。自分の手で苦労して書いて、それを自分の目で見て、必要なものは残し、疑問のあるものは捨てる。自分とのコミュニケーションがそこに成立し、より深く考える人間が出現する。

  記録された文字はまた多くの他人の目に触れる機会を待つことになる。その議論が起き、批判が生まれ、一人の意見は他の意見をいれて整理され、知恵は急速により高度なものに成長する。現在の学術論文を思い浮かべればよいだろう。書かれたものを多くの人が読む、同じものを読むということは多くの人が同じ知識を共有することにほかならない。文字に記録された事柄は、いつまでたっても同じことを教えてくれる。テキストはそうしたものである。

  絵文字は生活の中で接しているものの形から発しているので、比較的理解はしやすかったであろうが、記号としての意味は次第に拡大して、抽象的な意味を表す文字が次第に増えてくると、そこに必然的に学習という習慣が発生する。

  こうして文字の効用、文字による記録がもたらした社会への影響を考えてみると、現在の社会は文字の使用を前提とした基底の上に成立していると言ってよいだろう。

单选题

文中の(ア)に入れるものはどれか。

【正确答案】 A
【答案解析】
单选题

文中の(イ)に入れるものはどれか。

【正确答案】 A
【答案解析】
单选题

文中の「自分とのコミュニケーション」とは、どういうことか。

【正确答案】 D
【答案解析】
单选题

文中の「テキスト」の意味として、正しいものはどれか。

【正确答案】 A
【答案解析】
单选题

文中「文字の効用」の解釈として、筆者の考えに合っているものはどれか。

【正确答案】 A
【答案解析】