单选题 この頃は「知的な生活」が流行している。仕事をしている人もかなり難しい本を読むらしい。衣食足って礼節を知るという。いまの世の中が衣食足っているかどうか分からない が、教養の本を読む人が増えたのは、豊かになった証拠である。56 結構なことだ。  ところが、結構でないこともある。偉い人の書いた文章が 57 申し合わせたように難しい。一度読んだくらいでは、何を言おうとしているのか分からない。 悪文ではないかと思うが、58 めったなことは言えない。お前はこんなものが分からぬ のかとやられるおそれがある。何とか分かろうとして読むのだが、どうもはっきりしない。 ひょっとすると、自分の頭は本当に悪いのかもしれない。そんなこと、人に気取られては大変だ。人には、「○○さんの△△△ってすごいなあ」というようなことを言う。何がすごいのかはっきりしないから安全である。相手も心得たもので、「そう、すごい。まった く」と相槌を打ってくれる。  59 こういうことを繰り返していると、だんだん難解な文章に鈍感になってくる。なれというものほど恐ろしいことはない。文章は易しいほうがいい。○○氏のようなわけの分 からぬのは困る。そんなことを言う人間がいると、頼まれもしないのに、○○さんの肩を持って、キミ、ああいう文章でなくちゃ言えないってコトもあるんだよ。何でもやさしく、やさしくってのは、読者を馬鹿にする思想だ…などと荒々しく言い立てるようになる。  こういうのを末世と言う。いまはその末世である。 偉い人の書いた文章はどこか冷たい。不必要な漢字が随所に見られる。いちばん情けないのは、一度だけでは意味が取れないで、外国語みたいに同じところを二度も三度も繰り返し繰り返し読んでみなくてはならないこと。声を出して読むと、舌をかみそうになる。  一度読んで分からないくらいだから、面白くないのは当たり前かもしれない。お経の文句かなんかなら別だが、普通の文章は、面白くなくてはつまらない。60 書く人は読む人 のためにもっとサービスしてもらいたい。  注:心得る / 理解,领会   相槌を打つ / 打帮腔,随声附和 57.「申し合わせた」とあるが、それはどういう意味か。
【正确答案】 A
【答案解析】