日本に来てはじめての春、おもしろかったのは花見という習慣です。もちろんわたしの国でも、花を見て、みんなで楽しみますが、日本のように桜という特別な花のための特別な習慣はありません。
でも、いちばんおどろいたのは特別な習慣があることではなくて、三月の終わりごろから、四月のはじめまで、天気予報やニュースでも花見について「東京では30日ごろ咲きはじめます」、「今日、桜が咲きました」、「次の土曜日が花見にいいですよ」などと教えてくれることです。
わたしも友だちといっしょに花見をしました。学校の近くの公園こ行ったのですが、日本の花見では花を見るより、みんなで食べたり飲んだりしてにぎやかに騒ぐほうが大事なようです。騒ぐことならいつでもできるのに、どうしてほかの花のときは騒がないのでしょう。わたしは少しおかしいと思いました。