日本語の人称代名詞がたくさんあることも、英語などとはちがう。この性格は朝鮮語、 ヴェトナム語、タイ語、インドネシア語など、東アジアの言語には共通であるが、自分 の身分・地位や話の相手との関係によって、ちがった語彙が選ばれるからで、たとえば 第一人称代名詞には、
わたくし、わたし、わし、あたし、ぼく、おれ、わが輩
などいくらでもある。「手前」「自分」のような、もとは自称の代名詞であるものもあ る。古くは、「拙者」「不肖」などもあった。
それからさらにヨーロッパ人を驚かせるのは、この第一人称代名詞が、相手をさすため に使われることもあることである。迷子になっている小さな男の子に、婦人警官が
「(A)」
と、たずねているような場合がそれである。語彙が多いので、人によって使う語彙が決まっていることから来るものと思われる。
それと同時に、電話などで「どなたですか?」と聞かれて、
「(B)」
と言う人もある。話しているのは本人にきまっているから、これでは返事にならないは ずであるが、声の質でわかってもらえるだろうという期待のほか、その人に対して、 「(B)」と自分を呼ぶ人は少なくないはずだという自覚も働いているそうだ。
グリム童話の一つ、「狼と七匹の子山羊」の中に、狼が母山羊のふりをして、家の外か ら、
Eure Mutter ist da.(おまえのおかあさんだよ)
と子山羊たちに呼びかけるところがある。筆者が子どもの時に読んだ日本文の物語では 「(C)」とよびかけていたもので、あれはいかにも日本式だった。
(金田一春彦『日本語新版 下』による)
問1.「(A)」「(B)」「(C)」に入れるのに最も適切な語句を、それぞれ1~3の中 から一つずつ選べ。
(A)
这里是对“この第一人称代名詞が、相手をさすために使われることもあることで ある”这一现象的举例。即第一人称有时也会用来指代对方。因此选B。
(B)
文章中讲,打电话时,对对方的疑问“是谁?”,回答“是我呀”。虽然并不能成为 这个问题的答案,但是却包含希望对方通过声音能猜出是谁的一种期待。而由“自分を呼 ぶ人”也可判断选A。
(C)
日式人称代词往往是根据自己和对方身份及地位的关系选择不同的人称代词,而 根据日语习惯,人称代词中是不常使用第二人称的,因此此处省略“おまえの”更符合日语 习惯,故选A。
問2.下線部分について、第二人称代名詞では、どんなものがあるか。六つぐらい例挙せ よ。
君、あなた、おまえ、そちら、お宅、貴様(其余还可以列举あんた・てめ え・おのれ・そち・その方・貴方・汝等)
問3.日本語の人称代名詞と英語の人称代名詞の性格の比較についての説明で妥当だと思 われるものを以下の中から一つ選べ。
根据全文内容,日语主语经常省略第一人称,使用频度没有英语高。