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[四]

  原子の研究が進み、原子力を利用する見込みができてきた瞬間から、研究者としての生き方、考え方と、これ以外の面における生き方、考え方を、切り離すことができなくなった。原子力はどのような目的に利用されようとも、研究者自身にかかわりないこととは、どうしても言えなくなってきたのである。原子物理学者の場合は、もっとも著しい例であるが、他の非常に多くの場合において、科学の成果が実用性を持ち始めると同時に、程度の違いはあっても、そこに倫理、モラルの問題が入ってくるのを免れないのである。自然科学の発達にともなって、人類は、人間性のいろいろな側面を統一したものとしての人間像を形成、発展させるどころか、むしろそれを分裂、破壊させようとする傾向を持つに至った

  科学のいろいろな方向への分化は、局部的には、精細な、そして信頼すべき知識や技術を持った多くの専門家を作り出した。人間の造り出す機械の種類が増え、それが精巧となってゆくにしたがって、それを使う人間は、機械の働きを深く理解しなければならないわずらわしさを避けて、ただそれが便利だから使う、というだけで満足せざるを得なくなってきた。( ア )が、いつの間にか、機械の助けがなくては生きてゆけない生物に変わりつつある。機械が人間のいろいろな働きをかわってやってくれ、またそれを補強し拡大してくれるのは、誠にありがたいことだが、人間の頭の働きまでだんだん機械にやらせるようになると、その行きつく先は果たしてどこにあるか、新しい疑いを発せざるを得ないのである。

  これらのいろいろな傾向がいっしょになって、人間性のさまざまな側面の統一を破り、はては、人間性の喪失を引き起こす恐れがないとは言えない。そしてまた、このような分裂が、人間から幸福を奪うものであることも否定できないと思う。科学が果たして人間を幸福にするものであるかどうか、ということが最近しばしば問題にされているが、これに対して自信を持って答えることは決して容易ではない。19世紀の人々ならばいざしらず(姑且不论)、20世紀の半ばに生まれ合わせたわれわれ人間にとっては、科学は必ず人間を幸福にするであろうと、言い切ることは、なかなかできないのである

  そもそも、科学の進歩が、必ず人間を幸福にするであろうという保証はなかった。科学とは、人間の前に常に開かれている未知の世界を開拓してゆく努力のあらわれであり、人間にとっての新しい可能性の発見であった。未知の世界のなかに、果たして何があるのか。新しい可能性が発見されるということは、必ず人間を幸福にするものであるという保証はもともとない。それは、幸福と繁栄への可能性の発見であるかもしれないし、人間性の喪失と人類の破滅への可能性の発見であるかもしれないのである。

单选题

文中の「それ以外の面における生き方、考え方」とはどういうことか。

【正确答案】 A
【答案解析】
单选题

文中の「むしろそれを分裂、……傾向を持つに至った」とはどういうことか。

【正确答案】 C
【答案解析】
单选题

文中の( ア )に入れるのにもっとも適切なものはどれか。

【正确答案】 D
【答案解析】
单选题

文中の「19世紀の人々ならばいざしらず……のである」とはどういうことか。

【正确答案】 B
【答案解析】
单选题

筆者が主張しているのはどれか。

【正确答案】 D
【答案解析】