1946年、女性が投票や立候補をできるようになって初めての衆院選でのこと。長野県に「高倉テル」1という候補者がいた。名前だけ見て「女は女の候補に入れなきゃならん」と多くの女性が票を投じたそうだ。でも当選したテルさんは男だった。「とんだことしちゃいました」と嘆く声を聞いたと、女性運動家の市川房枝が語っている。笑い話のようであるが、当時の女性たちの真剣さが伝わってくる。39人の女性議員が誕生した。
それから70年、あまりにも悲しい数字である。世界経済フォーラムが最近まとめた報告では、日本の国会議員の女性比率は144カ国中122位の低さだった。女性管理職の少なさも影響して、社会全体の男女平等の達成度は111位だった。昨年の101位から大きく下げた。
当選するには支持者との酒の付き合いが欠かせない。朝から散々働いて夜も飲み会に顔を出さねばならない。女性であるというだけで、お飾りのように扱われたり発言が軽く見られたり。これでは政治を志す女性が増えるとは思えない。
各党は女性議員を増やす仕組みづくりを議論しているが、歩みは遅い。おじさん中心にものごとを決め続けるなら、おじさんも息苦しくならないか。
注1:「高倉テル」统一翻译作:“高仓TERU”。
无日本1946年的众议院选举,开创了女性投票选举或被提名为候选人的先河。在长野县有一位名叫高仓TERU的候选人。据说好多女性光看到名字就投了他的票,认为“女性应该推选女候选人”。但是没想到的是最后当选的高仓TERU竟是位男性。妇女运动家市川房枝在听到民众们的惊讶声时说道“这也离谱了”。虽然听起来像是个笑话,不过确实告诉人们当时女性们的认真程度。
之后过去了70年,70这个数字不免有些悲哀。世界经济论坛最近汇编的报告显示,日本国会议员中女性比率非常低,在144个国家中仅排到122位。在女性管理层较少的影响下,社会男女平等的达成度仅排到111位。远远地低于去年的101位。
若要当选,与支持者喝酒交流则是必不可少的。早上开始辛勤地工作,晚上又要去喝酒聚会。就因为是女性,便被当做摆设,不被认真对待,就连发言也被忽视。在如此现状之下,打算走政治这条路的女性是不会增加的。
各个政党都在讨论研究如何建立增加女性议员的体制机制。但是进展缓慢。倘若继续以大叔为中心决定政务的话,难道就不会把这些大叔累得喘不过气来吗?